マルタ・バチカン市国などの小国は何で経済所得を得ているの?

世界にはアメリカや中国、ロシアなどの大国がありますが、人口が数万人程度の小さな国もあります。小さな国ではどのように経済を成り立たせているのでしょうか。小国の経済所得についてまとめました。

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小国の経済所得まとめ

マルタ

経済的に有利な点は、地中海の中央に位置することと労働者が勤勉なことである。貿易を中心とした経済となっており、電子、繊維、観光が主要産業である。とくに観光インフラは近年整備され良質なホテルがある。映画製作も成長産業で毎年巨額予算の外国映画が撮影されている。

マルタはイタリアの南に位置する地中海の島国です。電子産業や繊維産業が行われているほか、観光も主要な産業の一つです。

バチカン市国

バチカンの主な収入源は、カトリック信者たちからの献金です。それ以外では、美術館関連の収益(入場料、ミュージアムグッズなどの収益)、書籍の販売、そして、記念切手とコインの販売で収益を得ています。

主な歳出は、バチカンで働く人々への給与、在外大使館の運営費が主なもので、あくまでカトリック総本山の維持目的の歳出になります。

バチカン市国は、面積が世界最小の国家です。ローマに位置しており、カトリック教会の総本山です。収入源はカトリック信者の献金や、美術館の収益、記念切手やコインの販売です。

モナコ

海岸沿いのリゾート地は、世界的に有名です。海岸線にある大都市モンテカルロには、観光客に特に人気のある「モンテカルロ・ビーチクラブ」があり、そこから臨む蒼く美しい海は、まさに絶景です。

観光客誘致に一役買っているのは、何もリゾート地やカジノだけではありません。モナコが最も活気溢れ、にぎわうのは、実はF1グランプリの時です。毎年F1のモナコグランプリが開かれ、サーキットではなく、モンテカルロ市街地をF1レーサーが駆け抜けます。

モナコは、周りをフランスに囲まれ、地中海に面しています。主要な産業は観光で、リゾート地やカジノのほかにも、F1グランプリの開催地としても有名です。観光収入に恵まれていることから、モナコの経済は安定しています。

サンマリノ

流通量が少ないサンマリノ・ユーロはそれ以前のサンマリノ・リラと同様、収集家たちからの人気が高い。サンマリノはまた、主に切手収集家向けの切手を独自に発行しており、一定の財源となっている。他に重要な収入としては、イタリアからの援助と移民からの送金がある。

サンマリノのGDPの50パーセント以上は観光客(281万人、2004年)によるものであり、1997年の段階では330万人以上が訪問している。

サンマリノは周囲が全てイタリアに囲まれています。観光収入がメインとなっていますが、サンマリノ・ユーロやサンマリノ独自の切手を発行し、コレクターに販売することで収入を得ています。

リヒテンシュタイン

主要な産業は精密機械、牧畜と医療。ほかに観光、国際金融、切手発行もよく知られている。スイスとの関税同盟があり、郵便や電話の制度はスイスと共通となっている。

タックス・ヘイブンとしても知られ、税金免除を目的とした外国企業のペーパーカンパニーも集中(人口より法人企業数が多いと言われる)。これら法人税が税収の40%に及び、この結果、一般の国民には直接税(所得税、相続税、贈与税)がない。

リヒテンシュタインは、スイスとオーストリアに囲まれています。産業は、観光や切手の発行がありますが、法人税が低い「タックス・ヘイブン」であることから外国企業のペーパーカンパニーが多く、それによる収入がリヒテンシュタインの税収のうち4割に達しています。

ルクセンブルク

小国でありながら、一人当たりのGDP(国内総生産)は世界トップの座を維持しています。ルクセンブルクの主な産業は、鉄鋼業と金融業ですが、これは「以前は鉄鋼業が主流」「現在では金融業が主流」と言ったほうがいいかもしれません。それくらい、金融業で力をつけてきて、現在では他国が無視できない存在になりました。

更に付け加えると、通信産業も盛んで、無料パソコン電話の「スカイプ」は、元々ルクセンブルクの会社で開発されました。

ルクセンブルクはフランス、ベルギー、ドイツに隣接しています。人口は約50万人ですが、経済の豊かさが世界トップレベルです。かつては鉄鋼業、現在は金融業が主な産業となっています。

モルディブ

IMFの統計によると、2013年のモルディブのGDPは22.76億ドル。一人当たりのGDPは6,764ドルで、南アジアでは最も高い。[1] 主産業は漁業と観光業。観光部門がGDPの約3分の1を占めており、最大の外貨獲得源でもある。

モルディブはインド洋の島国です。一人当たりGDPは南アジアで最も高くなっています。観光が国の主産業です。

パラオ

IMFの統計によると、2013年のGDPは2億4,600万ドルである。一人当たりのGDPは14,022ドルで、世界平均を30%ほど上回る。 漁業とココナッツなどの農業、観光が主産業で、歳入のほとんどがアメリカ合衆国からの無償援助である

パラオは太平洋上の島国です。農業、漁業、観光を主な産業としています。一人当たりGDPは高い水準であるほか、アメリカからの無償援助を得ています。

小国は観光収入がメインだが、金融による所得も

小さな国が収入を得る方法としては、観光による収入があります。中には、ルクセンブルクのように金融業で収入を得る国や、リヒテンシュタインのようにタックス・ヘイブンで収入を得る国もあります。小さい国も、自国の特色を活かすことで収入を得ることが可能だといえるでしょう。

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