経済知識未経験者でもわかる!インフレとデフレ

インフレとは物の値段が上がること、デフレとは物の値段が下がること、ということはわかるものの、なぜ、インフレやデフレが発生するのか、また、インフレやデフレによってどのような影響が生じるのか、ということについては理解していない人が多いのではないでしょうか。そこで、インフレとデフレの原因と影響についてまとめました。

I0000373

インフレとデフレに関するまとめ

インフレとは

正式にはインフレーション(inflation)と言い、「物価の上昇と通貨価値の下落が継続的に続く状態のこと」を意味します。

「インフレ」とは、物の値段が上がること、という意味もありますが、お金の価値が下がっていく、という意味も持ち合わせています。

デフレとは

デフレーションとは、経済全体の財やサービスの価格(物価)が継続的に下落する現象で、貨幣価値の上昇を意味します。 デフレは、不景気でモノが売れない状態です。

デフレとは、物の値段が下がることのほかに、お金の価値が上昇していくことを意味します。物の値段を下げないと物が売れない状態となっています。

インフレの原因 需要の増加

ディマンドプルインフレ(需要によるインフレ)とは、インフレーションのメカニズムの一つ。需要量が増大することによる物価の上昇を指す。市場価格というものは「需要」と「供給」のバランスがとれる位置で決定されるため、需要量が増大すれば当然価格(物価)は上昇する。

需要が増加すると、物の値段は上がりインフレとなります。経済が成長しているときは、給与も上がり、物の需要が高まることから、物の価格は値上がりする傾向にあります。

インフレの原因 製品コストの増加

コスト・プッシュ・インフレーションは、賃金や原材料費の高騰が原因となり、生産費用(賃金、原材料、燃料費)が上昇することによって生じるインフレで、コスト・インフレーションともいいます。発生原因が供給サイドにあるインフレです。

材料費などが値上がりすることで、インフレが発生する場合があります。例をあげると、原油価格の上昇で製品価格が値上がりすることです。この場合、景気は良くならないため、生活は苦しくなる傾向にあります。

インフレで経済が好循環に

インフレ経済下では、商品の値段が年々上昇していくので「欲しい物は早く買ってしまおう」という心理が、国民に働きます。すると商品が沢山売れるので、企業が沢山儲かります。企業が儲かれば、その分従業員の給料も増やせますし、旺盛な需要に応えるために雇用も増えることになります。

すると国民には「毎年給料も上がっているから、欲しい物をどんどん買っても大丈夫だ!」と楽観的になれますから、さらに商品が売れやすくなり・・・というように、経済が好循環するのです。

インフレとは物の値段が上がること、とマイナスなイメージがありますが、低いインフレ率が持続している場合には、経済が循環して、好景気を迎えます。

ハイパーインフレ

たったの1年間で物価が2倍や3倍になることがハイパーインフレ、もしくはハイパーインフレーションといわれます。なぜハイパーインフレが起こるのかというと、国の借金が多くなり借金を返すことができなくなり、国の信頼がなくなったときにお金は大きく下落します。

経済が活性化するとインフレが発生し、その場合は好景気となります。しかし、国の借金が増えすぎてお金の価値が暴落した場合、急激なインフレに見舞われることがあります。それをハイパーインフレと呼んでいます。

デフレの原因 需要不足

需要不足によるデフレは、景気が低迷して需要不足となることから発生します。所得の低迷や将来の生活不安から消費を控えることから起こるデフレです。

デフレの原因の一つに、需要の減少があります。将来の不安による買い控えなどが原因となっています。

デフレの原因 海外の安価な商品が流入

輸入デフレは、海外からの輸入品が安価で大量に流入してくることに起因するデフレです。現在のデフレの原因の1つに、中国やアジア諸国から安価な商品が供給されることがあげられます。

出典:http://www.findai.com/yogo/0041.htm

現在は海外から安い商品がたくさん輸入されてきます。すると、商品の供給が増加し、そのうえ、国内の製品が売れなくなりますから値下げして売ろうとします。これらの要因が重なって、デフレとなります。

デフレの影響

企業部門にとっては、デフレへの対応はビジネスモデルの変更などにより家計部門よりも比較的容易な側面はあるものの、同様に厳しい。販価の下落による売上の伸び悩みを主因とする利益率の低下は避けられず、様々な形での投入生産要素費用の削減を余儀なくされる。

デフレは、家計にとっては物が値下がりして良い、と考えますが、企業にとっては需要の不足により売上が低下するため、企業経営の環境は厳しいものとなります。また、政府もデフレによって、税収が減少する影響があります。

経済の活性化には、適度のインフレが最適

経済の大きな枠組みの中で考えると、インフレは景気が上向いていることを意味し、デフレは景気の減速を意味しています。しかし、インフレとデフレ、いずれの場合も過度となると、経済に大きな影響を与えます。経済の活性化には適度なインフレが良く、また、政府がインフレ目標を設定しているのはそのためといえるでしょう。

PR
PR

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

PR
PR