世界中が注目するアフリカ経済、日本人が知らない現状とは?

アフリカと聞くと紛争、貧困といったイメージを抱く人も多いと思います。しかし、経済的な成長ポテンシャルの最も高い地域として、世界中から注目されているのがアフリカです。ピラミッドやサバンナの動物といったイメージも強く、世界における経済的な重要性にスポットが当たる機会は少ないのですが、世界中が関心を寄せている重要な地域です。

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2014年のGDP平均成長率は4.8%増

アフリカの経済成長は国によってばらつきがあるものの、順調に発展しています。

1993年~2008年までアフリカの経済成長率は平均、5.3%でした。(G7と34の国・地域からなる先進経済圏の平均経済成長率は約2.0%。)

2008年後も成長を続けており、

アフリカのGDP平均成長率は、世界経済の改善を支えに平均で2014年に4.8%増、2015年に5.7%増に達すると予想されています。

これらの成長要因として

●拡大する内需
●中程度から高水準にあるコモディティ価格
●南南貿易および投資の増大
●エネルギー、輸送インフラ、テレコミュニケーションおよび社会福祉サービスへの投資

が挙げられています。

アフリカは広い

アフリカ大陸には現在、54の国々がありますが、その国情は国・地域によって多種多様です。

広大な大地をもつアフリカは北部アフリカ、東部アフリカ、西部アフリカ、中部アフリカ、南部アフリカの5つの地域に分かれており、

北部アフリカ5カ国を除く、サハラ砂漠以南の国々は「サブサハラ・アフリカ」と呼ばれています。

アジア大陸やヨーロッパ大陸よりも多くの国があります。

ちなみにアジアは48カ国、ヨーロッパは50カ国。しかもそのうち16カ国が海に面していない内陸国です。

これら54か国はさまざまな宗教、文化、価値観をもっています。ひとことでアフリカといっても、

とても「アフリカ」とひとくくりにはできません。

この「大きさ」とこの「多様さ」がアフリカの潜在能力です。

一方でこの多様さが、経済発展を遅らせてきた大きな理由となっています。

国民国家が成立しにくい。内陸国や小国が多いため複数国家が連携しないと貿易産業が育ちにくい。宗教や民族間の対立が起きやすい—–。

アフリカ経済の発展にはインフラ整備が不可欠

大きな潜在能力を秘めているアフリカですが、アフリカの真の力を開花させるためには、ライフラインや流通経路を確保するためのインフラ整備が不可欠です。

特にアフリカとの貿易で大きな障壁となっているのが、流通網の構築です。

海に面していない内陸国が54カ国中16カ国にのぼります。

港を持たない内陸部の国々が貿易を発展させるためには、

国境を超えた物流網を構築しなければなりません。数カ国をまたがる道路や鉄道の物流インフラを延伸し、内陸国も沿岸国の港を利用できるようにする。

そこで、日本も資金援助や技術援助を通じて、流通網整備に尽力しています。

インフラが整えば、いろいろな可能性が生まれます。都市は一気に発展します。工場立地にふさわしい場所では、第二次産業も勃興するはずです。そしてその結果、アフリカ外との貿易が活性化する。そうなってはじめてアフリカが、世界のビジネスシーンにデビューすることになります。

電気や上下水道はもちろんのこと、道路網が発達すると、海外からの工場誘致も期待できます。アフリカの経済発展を促すためには、アフリカ諸国の関係が良好であることに加え、先進国からの技術支援、人的交流が不可欠です。

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