意外とわかっていない!大きな政府と小さな政府の意味と特徴!!

「大きな政府」「小さな政府」という言葉、正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。それでは、大きな政府と小さな政府とは、どのようなものでしょうか。それらの特徴についてまとめました。

I0000320

大きな政府と小さな政府に関するまとめ

大きな政府と小さな政府の比較

大きな政府

「大きな政府」とは、政府が国民の暮らしに積極的に関与し、リードしてゆくのが好ましいという思想を指します。

経済政策や社会政策に、国が積極的に関与する政策です。そのため、財政規模が拡大する傾向にあります。

小さな政府

「小さな政府」とは、政府の出番をなるべく少なくし、民間にゆだねるのが得策だという思想を指します。

「大きな政府」とは逆に、経済政策や社会政策について政府は関与せず、民間にゆだねる方法です。政府支出は少なく済みます。

国民の財政負担について

大きな政府

大きな政府では財政規模が大きくなるため、国のやるべき仕事も多くなります。必要なお金も増えるので、税金・保険料などの国民負担は重くなります(高福祉・高負担)。

国の仕事が増える分、国民の負担が増えます。大きな政府に該当する国では、税率は高めとなっています。

小さな政府

小さな政府では財政規模は小さくなり、必要なお金が少なくてすむので、税金・保険料などの国民負担は低くおさえられます(低福祉・低負担)。

国の仕事が少なくなる分、国民の負担は少なくなり、他の国と比較すると税率や保険料が低くなる場合があります。

メリット

大きな政府

政府が経済活動に積極的に介入することで、社会資本を整備し、国民の生活を安定させ、所得格差を是正しようとする。

大きな政府には、社会インフラの整備や手厚い福祉サービスなどで、国民の生活を安定させる効果があるほか、所得格差を是正する効果もあります。

小さな政府

規制がなければ、個人や企業が思う存分力を発揮できるため、良いサービスが提供され、全体としても経済が活性化する。

行政に代わって民間が事業を行うことで、より効率的となる場合があります。国鉄がJRに移行したケースや、電電公社がNTTに移行したケースがあります。

デメリット

大きな政府

経済学者の小塩隆士は「大きな政府」の弊害として、行政サービスの運営が非効率になる点、行政サービスを支えるために必要な相応の負担が認知されず、国民に必要以上に要求される点を挙げている。

政府が行政サービスを行うことで、非効率になりがちなこと、また、国民の財政負担が増えることがデメリットです。

小さな政府

米国では、オバマ大統領の一般教書演説に象徴されるように、拡大した経済格差を是正するには市場に任せておけば良いという1980年代にレーガノミクスから始まった「新自由経済主義」(小さな政府)では格差是正は難しい、との認識が広まってきている。

出典:世界で拡大する貧富の差と若年失業、打開策は中小企業・自営業にあり 保護主義色の強まる世界、日本の成長戦略にとって重要な政策課題は? | JBpress(日本ビジネスプレス)

アメリカでは、国に保険料を支払わなくても良い分、自分で保険会社に保険料を支払わなければなりませんが、保険料が支払えずに医療が受けられないケースが出るなど、格差社会が問題となっています。

大きな政府、小さな政府の代表的な国

大きな政府の代表的な国

大きな政府というと、北欧のたとえばスウェーデンやデンマークのような税金は高いが医療や福祉が充実していて、しかも全国民が無料でその恩恵にあずかれる国、というイメージだろう。

大きな政府の代表的な国は、北欧の国々があげられます。医療や福祉は充実していますが、その分税金は高めです。

小さな政府の代表的な国

小さな政府とはアメリカのように、税金はまあ安いが福祉や医療は自己負担・自己責任でというイメージがある。

小さな政府の代表的な国といえばアメリカです。日本は国民保険制度によって、収入に応じた保険料を支払えば、国の負担で医療が安く受けられますが、アメリカでは国民皆保険制度ではなく、個人がそれぞれ保険会社の保険に加入する仕組みとなっています。

政府が国民へのサービスを行う規模を表す

大きな政府、小さな政府の大小が表す意味は、「政府が国民にむけてサービスを行う規模」といえます。サービスの規模が大きくなる分、財政支出は増える傾向にありますし、サービスの規模が縮小すれば、財政支出は減る方向にあります。いずれの場合もメリットとデメリットを伴うので、その時代の状況に応じて選ぶことが必要といえるでしょう。

PR
PR

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

PR
PR