学校で習ったエンゲルスの思想と書籍

経済学を学ぶと「エンゲルス」が登場します。経済学においては、マルクスとともにエンゲルスも有名ですが、エンゲルスとは、どのような人物で、どのような業績を残したのでしょうか。エンゲルスについてまとめました。

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エンゲルスに関するまとめ

エンゲルスについて

ドイツの社会思想家、政治思想家、ジャーナリスト、実業家、共産主義者、軍事評論家、革命家、国際的な労働運動の指導者。

資本主義の発展によって生産性は飛躍的に伸びましたが、その反面、労働者が過剰な労働に従事せざるを得ない側面も持ち合わせており、エンゲルスは資本主義のあり方に疑問を持ちます。

イギリスでの貧困に衝撃を受ける

父は、イギリス・マンチェスターで共同経営する綿工場に従事させるために、彼をマンチェスターのエルメン・アンド・エンゲルス商会に送った。そこで彼は、都市の広範囲に拡がった貧困に衝撃を受けた。

エンゲルスは都市の貧困の中で暮らす人々の生活の中に入り込み、取材と調査を進め、都市の人口やその状態の詳細などを考察した報告を執筆した。

イギリスに渡ったエンゲルスは、綿工場での労働に従事します。しかし、渡った先のイギリスで貧困が拡大している状況に驚きを隠せません。

資本主義を批判

彼は国民経済学批判で、現実の社会、つまり市民社会=資本主義を批判しようとしました。私有財産こそ土地と資本と労働を分離し対立させて、人間を孤立化すると共に、自由な人間的活動である労働を痛めつける。

そして経済学は、こうした非人間的な不道徳な状態を容認するのですから、これもまた非人間的な不道徳であると考えます。

資本主義とは、多額の私有財産を持つ者が企業の経営を行うことができる反面、労働者が苦痛の元で働かなければならない、と考え、非人間的な不道徳であると考えました。

マルクスとの出会い

マルクスにとって、エンゲルスはよき友人であり、よき助言者であり、そして何よりも、彼にとって最大の理解者であった。

1842年、マルクス24歳のとき、ケルンで創刊されたブルジョワ急進主義の「ライン新聞」主筆を務める。この頃に生涯の友人にしてマルクス最大の支援者となるフリードリヒ・エンゲルスとの出会いを果たしている。

エンゲルスは、マルクスと資本主義に関して同じ考え方を持っていることから意気投合します。その後も仕事面において親密な関係が続きました。

エンゲルスが執筆した書籍について

マンチェスターやイギリス各都市の労働者の貧民窟やスラムの窮状が事細かに記録され、経済的になぜこうなったのか、アイルランド人はどのような壮絶な暮らしをしているのかといったことがつぶさに描かれ、このような「社会的殺人」を許すべきではないといったエンゲルスの怒りや哀れみがときには激情的に記される。

資本主義が発展していったその裏側には、イギリスの労働者階級が貧困に見舞われた現実もあり、その状況を見たエンゲルスは時に怒りをあらわにします。

社会主義思想の背景とその限界が分析された上で弁証法的唯物論の発展と資本主義の発達の歴史を説明し、資本主義発展の行く末に社会主義が歴史的必然として到来することを説いている。労働者向けのパンフレットだけに非常に読みやすくできている。

資本主義が発達した経緯と、資本主義の行く末について論じられており、その後は社会主義が成り立っていくと論じられています。

科学的社会主義の学説を新たな段階に高め、その普及に決定的役割をはたしたエンゲルスの名著。

ドイツの労働者党を混乱に陥れたデューリングの理論を完膚なきまでに批判しながら、哲学、自然科学、経済学、社会主議論など、あらゆる分野をとりあげて科学的社会主義の立場を縦横に解き明かす。新メガ版の研究成果をも取り入れた最新訳。

資本主義の次の段階は社会主義であるとし、経済学や社会主義論などを取り上げることによって、科学的社会主義の立場を解き明かします。

「資本主義の次の段階は社会主義へ」 エンゲルス

エンゲルスは、イギリスにおいて労働者層が貧困にあえぐ現状を目の当たりにして、資本主義の負の部分に焦点を当てます。資本主義は、労働による搾取が行われることから、資本主義を批判しつつ、資本主義の次の段階としては社会主義への移行が考えられる、と述べています。

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