初心者が国債を知る上で必要な基礎知識

国債とは、国が国民から借金すること、というイメージがありますが、国債に関して、それ以外の内容についてはわからないことが多いのではないのでしょうか。そこで、国債を知る上で必要な基礎知識をまとめました。

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国債についての基礎知識まとめ

債券とは

債券は、国、地方公共団体、企業、または外国の政府や企業などが一時的に、広く一般の投資家からまとまった資金を調達することを目的として発行するものです。資金調達するために発行するという点では、株式と目的は同じですが、あらかじめ利率や満期日などが決められて発行される点がちがいます。

国や自治体、企業などが資金調達をするための手段ですが、利率や満期日が決まっているため、債券を購入する側は、資金の計画をあらかじめ立てておくことができます。

国債とは

国債とは国の発行する債券です。国債の発行は、法律で定められた発行根拠に基づいて行われており、大別すると普通国債と財政投融資特別会計国債(財投債)に区分されます。なお、普通国債と財投債は一体として発行されており、金融商品としては全く同じものです。

国が発行する債券が「国債」です。公共事業の資金調達のための「建設国債」、歳入不足が見込まれるために資金を調達する「特例国債」、東日本大震災の復興財源を調達する「復興債」などがあります。なお、復興債は平成27年度までの発行です。

国債の発行、販売の仕組み

国債は国が発行します。ただ、国から投資家が直接買うのではなく、「証券会社や銀行」から買うことになります。国が国債を発行するとき、入札方式により銀行・証券会社・生損保等の金融機関が購入し、これがその他の機関投資家や個人に販売する形となっています。

国債の直接の販売者は国ですが、証券会社や銀行が仲介して、個人などに販売する仕組みです。そのため、個人が国債を購入する場合は、証券会社などから購入することとなります。

国債はどこで買える?

国債は、証券会社、銀行等の金融機関や郵便局などで購入できる金融商品です。

国債は、証券会社のほか、銀行、郵便局でも購入可能です。また、銀行は国債の取り扱いがない場合もあるので、事前の確認が必要です。

国債はペーパーレス

国債はすべて振替国債(ペーパーレス)のため、券面(国債証券)の発行は一切承ることができません。

国債は、ペーパーレス化されており、口座にて管理される仕組みです。ペーパーレス化されているので、券面の盗難、紛失の心配がありません。

固定金利型、変動金利型 どちらが良い?

3年と5年は固定金利なので、販売当初に提示された金利が期間中続きます。10年は変動金利なので、半年ごとに金利が見直されます。セオリーとして、これから景気が悪くなりそうなら固定金利、これから景気が良くなりそうなら変動金利を選択する方が良いと言われています。

個人向け国債には、固定金利型、変動金利型の2種類があります。固定金利型は3年または5年、変動金利型は10年と預ける年数にも違いがありますが、金利が高い状態の時は固定金利型、金利が低水準でとどまっている場合は変動金利型が良いでしょう。

中途解約は可能か

全ての個人向け国債(「変動10年」、「固定5年」、「固定3年」及び「復興応援国債」)は第2期利子支払日(発行から1年経過)以降、原則としていつでも、口座を開設している取扱機関で、一部又は全部を中途換金することができます。

個人向け国債は、購入後1年間は解約できませんが、1年を経過すれば、解約や一部換金が可能となります。

中途解約でペナルティー金利が課される

個人向け国債は中途解約が可能ですが、解約をすると定期預金と同じくペナルティー金利が課せられます。数回分の金利に相当する金額が差し引かれての元本返還となりますから、数年かけて地道に稼いだ利息がほとんどなくなる可能性もあります。

個人向け国債の中途解約は可能ですが、直近の金利の2回分が差し引かれます。場合によっては元本割れとなる場合もあります。

日本国債は買っても大丈夫か?

長い目で見れば、円も国債も他の国から見れば安全資産である。それはこれまでの日本の歴史で、デフォルト(債務不履行)が実質的に戦争直後しかないことからもいえる。言い換えれば、戦争さえなければ、日本は大丈夫だといえる。

日本の債務残高は増加傾向にありますが、長い目でみれば、円は他の国から見れば安全な資産と位置づけられています。有事が発生しなければ、大きな問題にはならないとみられています。

意外とわからないことが多い「国債」

国債とは、国を運営するための資金として、国が国民から資金を調達することです。身近なところでは郵便局で購入が可能であるほか、期間の長い10年物は変動金利型となっていることなど、初めて知る内容も多かったのではないでしょうか。これを機に、さらに国債についての理解を深めてみると面白いかもしれません。

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