株式配当の種類の基礎知識について

株式投資の場合、会社が一定の利益を出すと株主に利益還元されます。これを配当(配当金)と言います。配当にはいくつかの種類が存在します。

今回は、株式配当の種類についてご説明いたします。

株式は、株式会社に資金を出資している株主である証です。株主に発行されるものです。株式を所有している間に享受する経済的利益には、以下の様なものがあります。

・株式の値上がり益:株式市場で売却することによって得る利益
・株式の配当:会社の経済活動の結果として得られた利益の還元
・株主優待:株主に配当金以外に自社商品やサービスを提供
・株式分割:既発行株式を一定の割合で分割し、株式の数が増えること

株式における配当とは、株主として得ることができる経済的利益の一つです。一般的に、配当と言う場合は現金配当を示しています。

*現在の株式分割のことを以前は株式配当と呼んでいました。

配当の金額の決め方について

配当の金額は一定ではありません(期によって会社の利益が一定でないため)。会社法上、株式会社では、配当の金額を株主総会の決議によって決定することになっています。

しかし、定款である一定の条件を満たす場合、取締役会によって配当を決めることができます(上場企業の多くが取締役会によって配当を決めています)。

株式の配当の種類について

■普通配当

普通配当とは、該当期に上げた利益から、会社が株主に対して支払う一般的な配当のことを言います。決算期ごとに分配されます。株式で「配当」と言う場合は、普通配当を指します。

*もちろん、利益還元のため、会社が利益生むことができない期は無配当ということもあります。

■中間配当

中間配当とは、会社が当期の中間で行う株主への配当を言います。

1974年の商法改正で、企業の決算が年2回から1回になったのに伴い、それまで配当金を2回に分けて支払っていたことから、改正後も営業年度の中途で利益を配分することになったのが「中間配当」です。

株式投資の指標として、配当利回りを算出する際は、中間配当の有無を必ず確認します。例えば、普通配当のみ1000円のA社と、中間配当300円・普通配当700円のB社の年間配当金額は同じです。

*「配当利回り」は、『【年間】の配当金額合計を現在の株価で割ったもの』です。配当利回りが高いほど、割安な株と考えられます。

しかし、企業が無理をして配当を払っている場合もあるので注意が必要です。

■特別配当

特別配当とは、会社の利益が増加した決算期に、株主が普通配当に加えて受け取ることができる配当を言います。会社の増益時に株主への利益還元の性格が強い配当で、記念配当と性格が似ています。

*特別配当は、基本的には企業が増益している間、分配されます。記念配当は、特別配当に比べて一時的なものです。

その後、増益期が終わってしまい特別配当がなくなっても減配(配当が減った)とはみなされません。

*減配(配当が減る)は、株価を下げる要因でもあります。「普通配当を低く設定し、増益時に特別配当を加算する」という手法を戦略的に行う企業もあります。

■記念配当

記念配当とは、通常の配当に加えて、上場時や創立10周年など会社にとっての記念期に行われる特別な配当のことです。

*本来の趣旨から言えば1期限りのものですが、次の期に記念配当をそっくり落とすことは比較的少なく、一部または全部を普通配当に上乗せして、継続する措置がとられることが多いようです。

その他

■配当に関連する用語

・無配転落:配当があった期間の後、配当が行われなくなること
・復配:配当がない期間の後、ふたたび配当が実施されるようになること
・減配:配当が減ること
・増配:配当が増えること

*保険でも「配当」という言葉が使われますが、意味が変わります。何の「配当」かを確認しましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

株式の種類を理解し、株式を購入する前も後も、配当金に着目しましょう。

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