投資信託の簡単な選び方と基準

投資信託は商品の種類が多く、どの商品を選べば良いのか迷いがちです。数ある投資信託の中からどのようにして商品を選べば良いのか、基準となるものについてまとめました。

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投資信託選びの基準一覧

純資産総額

投資信託は一般的に純資産総額が少ないものより多いものを選んだほうが良いと言われています。なぜなら、純資産総額が少ない投信では、思うように株や債券が買えずファンドマネージャーの意図する投資が出来ないから。ある程度のお金が集まった投信なら、自由に資金を配分することができるはずです。

純資産総額が50億円を超えると安心な水準であるといえるでしょう。ただし、純資産総額が非常に高い投資信託は、投資している株式などの規模が大きいため、小回りのきく投資がしにくくなることから、総資産額が高ければ良いとは限りません。

基準価額

基準価額は、投資信託の一口あたりの値段のことで、投資家が投資信託を購入・換金する際は、基準価額で取引が行われます。 (1口1円で運用が開始された投資信託は、1万口あたりの基準価額を公表しています)

投資信託の資産のうち、投資家に帰属する額を「純資産総額」といいます。この純資産総額を投資信託の総口数で割ると、一口あたりの価額、すなわち「基準価額」が算出されます。

基準価額は、株式では株価にあたるものです。ただし、同じ運用成績であっても、基準価額の基準日設定タイミング、あるいは分配金の支払いによって基準価額が下がる場合もあり、基準価額のみで、その投資信託の善し悪しの判断ができるわけではありません。

分配金

分配金のおおもとは、主に「配当・利子収入」と「売買益」です。その金額は、一定ではありません。分配金の支払いは、投資信託によっていくつかのタイプに分かれます。

投資信託の分配金は、年1回や年2回のほかにも、年4回や多いものでは毎月分配という投資信託もあります。分配金がもらえるのはありがたいことですが、分配金を多く支払うと、基準価額が下がるケースがあるので、トータル・リターンも考えると良いでしょう。

トータル・リターン

トータル・リターンは、株式、債券、あるいは投資信託などへの投資から得られる年間の利益あるいは損失のことです。トータル・リターンには再投資された配当金、利払い、投資対象(株式、債券、投資信託など)の価格の増減が含まれています。

トータル・リターンはパーセンテージ(%)で表され、価格の増減に分配金や利払いを加えたものを、投資コスト(購入金額)で割って求めます。

投資信託は、分配金が支払われることなどによって、トータルの損益を把握することが難しいとされてきましたが、トータル・リターンの額を明確にすることによって、投資信託の損益を把握することができるようになりました。

信託期間

「信託期間」とは、投資信託の運用がスタートする「設定日」から、運用が終了する「償還」までの期間を指します。「信託期間」が終了すると投資信託は「償還」します。

あらかじめ信託期間が決められている投資信託もあれば、無期限の投資信託もあります。信託期間が決められている投資信託が延長となるケースがあるほか、投資信託の解約が相次いで資産が目減りし、運用が困難となった場合には解約時期が前倒しとなる場合があります。

販売手数料

投資信託における手数料の一つで、一番目につきやすいものがこの「販売手数料」です。これは証券会社や銀行といった投資信託を販売しているところで投資信託を買う時にかかる手数料です。

投資信託を買う時にかかる手数料です。投資信託の販売手数料は、同じ商品であっても証券会社ごとに手数料に違いがあります。また、中には「ノーロード」という手数料が無料の投資信託もあります。

信託報酬

「信託報酬」はみなさんがファンドの運用・管理サービスの代価として負担する費用のことをいいます。みなさんはこの費用を、投資信託の申込みから換金または償還までの間に負担し続けることになります。

株式などとは違い、投資信託は保有しているだけで費用が発生します。なお、「ノーロード」の投資信託は、信託報酬が高くなる場合があるので、保有期間のトータルの費用を考慮しておくと良いでしょう。

インデックス投資

インデックス投資とは、日経平均やTOPIX、S&P500、ダウ平均のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のことです。 例えば、日経平均が5%上昇したら、自分の資産も同じく5%上昇するような投資方法です。

日経平均など市場の指標と連動した値動きをする投資方法です。手間をかけずに低コストで分散投資ができます。コツコツと着実に資産を増やす方法として有効です。

アクティブ投資

アクティブ運用は、投資信託や年金などのファンドにおいて、ベンチマークや市場平均を上回る運用成績(リターン)を上げることを目標とした運用スタイルのことをいう。

日経平均など、指標よりも高い収益をねらう運用方法です。ファンドマネージャーの運用方法にかかっている面もあり、高い収益をねらえる反面、運用しだいでは収益が低くなってしまう場合もがあります。

為替ヘッジ

為替ヘッジとは、為替の変動による外貨資産の円ベースの価値の変化を回避することです。ヘッジ(hedge)は直訳すると「避ける」という意味です。

外国株式や外国債券を対象とした投資信託の場合、投資信託の価値が上昇しても、為替相場の値動きしだいでは損失が発生する場合があります。投資信託では、為替の影響を回避する「ヘッジあり」の商品もあります。ただし、ヘッジありの商品はコストがかかるうえ、為替差益は得られません。

投資の方針を明確にして、着実な資産運用を

投資信託を選ぶために、基準となるものはたくさんあります。安定的な成長を選ぶか、分配金重視か、低コスト重視か、それともハイリスクハイリターンをねらうか、など、自分がどのような方針で投資を行うかがポイントとなります。投資の方針を明確にして、着実に資産を増やしていきましょう。

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