ジェイコム誤発注事件だけではない 株の誤発注事例集

株の誤発注とは、株数と株価を誤って入力することです。しかし、些細なミスとはいえ、「万」の単位をつけ間違うことで、大変な事態に発展してしまいます。

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株の誤発注事件といえば、「ジェイコム株誤発注事件」が有名です。

2005年12月8日午前9時27分、この日東証マザーズに新規上場された総合人材サービス会社ジェイコム(当時。証券コード2462)の株式(発行済み株式数14,500株)において、みずほ証券の男性担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤ってコンピューターに入力した。

2005年12月に発生した事故で、株価と株数の入力ミスが原因でした。しかし、「1円61万株売り」というあり得ない入力ミスをそのまま受け入れるという、システムの欠陥が露呈した事件となりました。

その他の株誤発注事件

電通株の誤発注

UBS ウォーバーグ証券は取引開始直後に 「61 万円で 16 株」と入力すべきところを「16 円で 61 万株」として、売り注文を出してしまいました。更に、コンピューターに警告画面が表示されたのに、担当者は無視して実行してしまったのです。

2001年11月に発生。ジェイコム誤発注より前に起きた事件であるものの、内容としてはジェイコム誤発注事件と似た内容です。警告画面だけでは誤発注を防ぎきれない、という点に基づいてシステムを修正すれば、ジェイコム誤発注事件は防げたかもしれません。

米証券 ナイト・キャピタルの誤発注

アメリカの証券会社、ナイト・キャピタルは、2日、前日のニューヨーク株式市場での取引で、システム上のトラブルから大量の誤発注を出し、会社の年間利益の4倍にあたる、日本円で340億円の損失を出したと発表しました。

2012年8月に発生。会社年間利益の4倍にあたる損失が発生しています。株の誤発注によって、会社の経営基盤が揺るぎかねない事態が発生しました。

上海株が急騰。「先物がらみか」「誤発注か」

16日の中国本土市場で上海総合指数が急速に切り返し、瞬間的に5.6%高をつけた。中国工商銀行(601398/CH)、中国農業銀行(601288/CH)、中国石油天然気(601857/CH)といった国有大型株が一時的にストップ高水準まで上昇し、指数をけん引した。

2013年8月に発生。上海市場は急激な値動きをすることは珍しいことから、といった様々な憶測が飛び交い「誤発注か」とのうわさも流れた。

韓国で誤発注による破綻

資本金268億ウォン(約26億円)の小規模な証券会社「HANMAG投資証券」が、わずか1度の発注ミスで事実上の破綻に追い込まれることになった。

2013年12月に発生。株の誤発注により破綻に追い込まれた例です。ジェイコム事件のみずほ証券は破綻には至らなかったものの、HANMAG証券は小規模な会社だったことから、誤発注で大打撃を受けた格好となりました。

誤発注を防止するために、システムによるフォローも必要

誤発注は、人間の些細なミスによって発生していますが、些細なミスにより、莫大な額の損失を被る結果となってしまいます。システムによるフォローも含め、誤発注の再発防止が重要といえるでしょう。

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